【DHC賞受賞】第4回本選.10わこー!プロジェクト
10チーム目は前回王者、早稲田大学のわこー!プロジェクトであった。
がんばっていきまっしょーーーーい(((o(*゚▽゚*)o)))勝利のタブルブイ!笑 わこプロのWでもあります\(^o^)/笑 pic.twitter.com/uSHFr34QEG
— わこー!プロジェクト (@Wacopro_) 2014, 7月 8
このチームは予選では、音の空気の流れまで掴みとった緻密さの有るダンスで観客を魅了し、2日目を1位通過したチームである。
(セットリスト)
1.グルグルJUMP(モーニング娘。)
2.Love take it all(℃-ute)
3.デモサヨナラ(Dorothy Little Happy)
5.スッペシャルジェネレ~ション!(Berryz工房)
(講評)
セットリストを概して見るに、今までの「ハロプロ縛り」を破り、他団体がノーマークであった仙台のローカルアイドルであるDorothy Little Happyの「デモサヨナラ」をやったのが印象的であった。このチームには「ハロプロを上手くダンスするだけのチーム」という偏見があったのだが、これを機会に、その偏見を打ち破らざるを得なくなった。
曲ごとに見れば、最初の「グルグルJUMP」は踊りとビデオがマッチしている上に、まるで体にウーハーがついているかのようであったのが印象的であった。「Love take it all」は踊りのキレがしっかりとしていただけでなく、一つ一つの音を「ディジタル(流れではなく、点単位で正確に表現する感覚)」に表現していたのが特徴だった。
そして、3曲目の「デモサヨナラ」はハロプロ以外の楽曲に不慣れだったせいか、一部ぎこちない部分はあったものの、高速スピンの見せ所があり、ダンスのアグレッシブさも健在だった。加えて、「わがまま気まま愛のジョーク」は激しいダンスでありながらもメトロノームで測ったかのように計算尽くされたダンスだったのが秀逸であった。
最後の「スペシャルジェネレーション」は激しさがより増して、”ポンポン”と飛び跳ねるかのような演技をしており、トリに相応しい抜群の出来だった。
第3回で優勝した時はこのチームの良さが分からず、「第4回では絶対に見て、その良さを知ろう」と思い、予選・決勝を見たのだが、ジャズダンスサークル出身だけあって、拍はもちろんのこと、一つ一つの音符すらも体で表現できるチームだった。
このチームは第3回で一回解散宣言をし、第4回で連覇を図って再結成したという経緯があるので、冬季はどうなるかわからないが、「ハロプロ縛り」を破って、Dorothy Little Happyをやったので、他のグループの楽曲(特に、AKBのUZA辺り)でこのダンスを見てみたいものである。