【3位】2014 fresh 10.winK♡ (北里大学) #unidol

ラストを飾ったのは北里大学winK♡であった。

 このチームは「リズムに合わせて変幻自在に"ダンス"を踊る」チームが多い中で、「体操のように体の軸をしっかり持って」やるチームであり、演技は半ば幾何学的な美しさがあった。

 また、予め開設されていたTwitterでも、winK♡の一年生は魅力的に思え、セットリストの構成も優れていたので、気になっていた。

 

セットリストは以下の通りであった。(Twitterで事前公開)

1.初日(AKB48)

2.仮契約のシンデレラ(私立恵比寿中学)

3.花道ア〜ンビシャス(Super girls)

4.プリーズミニスカポストウーマン(スマイレージ)

5.じゃあね(PASSPO)

(全体講評)
 セットリストはAKBチームBの名曲である初日、SPHの第4回優勝時のセットリストにもあった仮契約のシンデレラがあったので、個人的にはとても素晴らしい選曲であった。

 また、衣装の方もセーラー服をもじったドレスに色別のネクタイを添えたカラフルな衣装に、時たま小道具のポーチも出し入れしており、「可愛らしさ満載」の衣装であった。

 

(各曲詳細)

 1曲目の初日はAKBの劇場で行われていた寸劇から再現しており、見事であった。

 2曲目の仮契約のシンデレラでは、第4回のSPHとは異なり、寸劇はいわゆる口パクであったものの、最後の締めくくりがしっかりとしていたのが印象的であった。

 3曲目の花道ア〜ンビシャスでは、多少のズレこそあったものの、指までしっかりと動かしていた。

 4・5曲目では先述のポーチの小道具を用いつつも、指までしっかりと動いた細やかな演技を行っており、3曲目であったズレも感じられなかった。

 

(今後の展望)

 今回のwinK♡は前回までの「体操」のような演技とは打って変わって、まるで秋葉原のコスプレ系飲食店や声優ユニットを彷彿とさせる「可愛らしさ」を前面に出した演技であった。

 そのようなカラーの変化が観客の感性に訴えた結果として、3位という結果につながったと考えられる。

 しかしながら、先輩が行なっていた体の可動域をフルに動かしての「体操のような演技」により生まれる幾何学的な良さに魅力を感じていた身としては、多少の違和感を感じた。

 それ故に、12/13の第5回予選では、先輩が今までやっていた「体操のような演技」と今回3位を勝ち取った「可愛さ全開」の演技が融合した「想像出来ない新しい何か」を見てみたい。