2-9.わせ女なんて呼ばないで(早稲田大学)

9チーム目は早稲田大学のわせ女なんて呼ばないで(通称:わせよば)であった。

  このチームは個人的にユニドル人生の入り口であるチームであり、出場した大会全てで予選を突破しているチームである。そして、チームのコンセプトの強固さは早稲田におけるユニドル文化の拡大にも大きく影響している。

(参考:第4回予選第4回本選2014-15winter予選)

 しかしながら、決勝に進めていても、入賞に恵まれない上に、「新メンバーを募集せず、私達一代限りで終わらせる」というチーム方針の中、このチームも「ラストユニドル」を表明しており、”最後だからこそ”予選首位突破・初優勝をしてほしいチームであった。

 

【セットリスト】(ブログでヒントのみ公開)

1.乙女の逆襲/アンジュルム

2.サラバ、愛しき悲しみたちよ/ももいろクローバーZ

3.Help Me/モーニング娘。

4.言い訳Maybe/AKB48

【衣装】

白の上着とスカート

【特筆すべき箇所】

・1曲目は「わせ女の逆襲」という映像を流しながら、とてつもない力強さを演技に出しており、それでもって、そのエネルギーの残量に多大なる余裕があったのが印象的でした。

・大器晩成を選曲するチームが多い中、あえてそのB面である乙女の逆襲を選曲したのも個性を強調付けるのに一役を買ったと思います。

・2曲目は5人でのユニット曲だったのですが、それにもかかわらず「わせ女魂」というフレーズに集約できるガッツさが演技の中に醸し出されていました。

・トリの曲はAKBのシングル曲で人気曲ですが、サビにおけるメンバーの回転の動作が大回転と言わんばかりにダイナミックでかつ最後にさとこさんが上手く場を締めていました。

 

 今回のわせよばは最前部で見ることとなったのですが、やはり「持ち前の力強さでステージから客席という空間を支配し、客席の観客を巻き込み、魅了した中でセットリストを締める能力」という点では他のグループを寄せ付けないチームだけあって、今回もその力強さに飲み込まれていく感覚がありました。

 その力強さゆえに、観客はみな一瞬別世界にいるような感じがして、個性を強調づけていったのだと思います。

 その結果、前回予選で激戦区である第1部を勝ち抜いたトムボーイズや前回の予選2部で3位通過をしたぱんぴぃ'sを抑え、見事予選をトップ通過し、SPHやキャンホリ、トムボなどの強豪と優勝争いに加わることとなりました。

 ユニドルのきっかけを作ってくれたチームが「有終の美」を飾り、表彰台で「嬉しすぎて草不回避」となるのを心待ちにしております。