2015夏ユニドル:winK♡(北里大学)

敗者復活戦のトリ並びに敗者復活戦1位通過で今大会の大トリも飾ったのは北里大学winK♡であった。

 このチームは予選通過の常連であり、前回大会ではわせよばやわこプロを抑えての2位通過であった。しかし、今回は"まさかのまさかで"敗者復活戦に回ることとなった。

 ただ、大方の予想として、「敗者復活戦の最有力候補はwinK♡」と謳われており、その期待に応えるかのように、実習などの合間を割いて、3・4年も加わっての14人でのパフォーマンスとなった。

【セットリスト】
(敗者復活戦/事前公開済)
1.ベリシュビッッ(さくら学院)
2.梅(私立恵比寿中学)
3.LA LA LOVE TRAIN~恋の片道切符~(ぱすぽ☆)
(本戦/事前公開済)
1.女子力←パラダイス(SUPER☆GiRLS)
2.梅(私立恵比寿中学)
3.恋は走り出した(Dorothy Little Happy)
4.オーマイガー(NMB48)

(衣装)
敗者復活戦・本戦ともに
黒いワンピース+色別ネクタイ・帯(本戦ではフリルの部分が白色に)

【公演内容】
(敗者復活戦)
・まず、前回の予選2位通過時の1曲目でもあった敗者復活戦の1曲目から1~4年全員の一体感が感じられ、動作の形も整っていたのが強く印象に残った。

・2曲目は第3回で使われた背景映像を流用し、今大会では出場できなかった現3年生のえがぴさんが"映像での出演"という形で出ていたのだが、演技の方も欠点がないくらい秀逸であった。

・3曲目はスパンコールの色別の布を用いて、「タオルパフォーマンス」を行なっていたのだが、その際のフォーメーションの組み方がとても整っており、"幾何学的な往年のwinK♡"を思い起こすものであった。

(本戦)
・1曲目ではメンバーが2手に分かれて作った壁を往年の映画"十戒"よろしく、堂々とくぐり抜ける演出が見応えがあっただけでなく、演技での表情もうまく作れていた。

・トリの「オーマイガー」では、原曲さながらの組み立て体操だけでなく、組み立て体操をしながら、各段ごとにメンバーが首を上下に降るという見事なギミックがあった。

【まとめ】
 このチームは第4回大会で「新体操のような幾何学的で美しい演技を見せた」と思いきや、「可愛さを200%前面に出して」ユニドルフレッシュで3位に輝いたり、その直後の本大会予選で2位通過したりと、変幻自在なチームであるのだが、今までの異なる個性が今大会で全てうまく合わさって、さながら「winK♡オールスターズ」やら「winK♡総集編」というセットリストであった。

 それだけでなく、東洋大学のTomboysのような「"戦闘力高め"な雰囲気(いわば、スポーティーとアグレッシブさを合わせた雰囲気)」も加わっていたように思える。

 また、「敗者復活戦を1位通過したチームがその後表彰台に輝くというジンクス」があるともいわれる中で、次回は優勝候補の一角になると私は確信している。