2015ユニドルフレッシュ4.Honey Pot(東京大学)

 4チーム目は日本の最高峰東京大学から出場したHoney Potであった。このチームは2014夏大会ユニドルに参加した東大ハロプロ同好会(参考:2014夏予選)以来の「東京大学出身ユニドル」であるものの、ユニドルのためにチームを結成するという形では初の東京大学出身チームである。

 このチームは8月から3回も外部イベントに参加しており、「ユニドルに本腰を入れる」というメッセージを示しているようであった。

 それゆえに、ユニドルで未だ存在感を見いだせていない大学の一つとして、いかなる印象を観客に残すかが楽しみであった。

【セットリスト】

(演技前にオープニング映像)

1.まっさらブルージーンズ(オリジナルver)/℃-ute

2.キャンディちゃん/夢みるアドレセンス

3.仮契約のシンデレラ/私立恵比寿中学

(衣装)

白色のレースの上着+色別のパニエ(薄色かつ花付き)+色別のリボン

【公演概要】

・ユニドルではあまり見られないオリジナルverのまっさらブルージーンズから始まり、3曲のみのセットリストであったが、オタ軍団がいたためか盛況であった。

・オリジナルverのまっさらブルージーンズをセットリストの最初に行うということで、最初に見た「わせよばの2年前の文化祭公演」を思い出させたが、それと遜色が無いくらいに、演技も観客の盛り上げも出だしから上手く行っていた。

・また二曲目は観客サイドのジャンブ、モッシュ、シャボン玉といった盛り上げがあり、一層賑わいがあった。

・演技面ではピンク担当のメンバーが一際目立っており、3曲目では抜群の脚力でキックを見せつけていた。

・しかし、3曲目は終わりのフレーズが省略されており、締めくくりが不十分であった。

【まとめ】

 このチームはオール東大生かつ理系メンバーが3名もいるためか、「微分積分ぶんぶんぶん」というキャッチフレーズやオタサイドの「偏差値ネタ」などの東大オーラ満載な感じで今までの私大中心で構成されているユニドルでは「異端児」のようであった。

 しかし、そんな「異端児」であったからこそ、準優勝を勝ち取り、今後に弾みをつけたように思われる。

 東京大学にもユニドルこそ出ていなくても、ダンスサークルがいくつか存在するようであり、アイドル好きのオタのコミュニティも存在するため、わせよばとわこプロが発端となり、1大会に6チームも派遣するまでになったユニドル王国早稲田大学みたく、この準優勝をきっかけにユニドル文化が一気に広まる可能性がある。

 そんな一端を作ったHoneyPotさんの活躍、東大ユニドル文化の動向から目を離せない。