ユニドル2015-16winter決勝10.Ribbon∞(青山学院大学)
10チーム目は青山学院大学のRibbon∞(リボン)であった。このチームは予選2部にいたチアドルと同じチアダンスサークルの有志一同であり、第3回ではChattersとして敗者復活戦に参加して、第4回ではRibbon by Chattersとして参加した。
今回は就職活動を終え、学生時代最後の思い出として参加することとなったが、見事1部を2位で通過することとなった。
予選を見る機会があったのだが、特段モーニング娘のWhat is LOVE?において、通常であればズレが出やすいところでもフォーメーションを合わせており、入賞も視野に入っていた。
(セットリスト:3曲目以外事前公開)
1.Crazy完全な大人(℃-ute)
2.わがまま気のまま愛のジョーク(モーニング娘。)
4.バレバレ!I love you(アップアップガールズ(仮))
5.十年桜(AKB48)
(衣装)
1・2曲目:銀色のジャケット+黒色のブラ+黒色のスカート+スパンコール製の銀色のベルト
3・4・5曲目:黒色のワンピース+白色のベルト+黒色のブーツ+5曲目のみピンクのリボン
(映像:製作者であるはいつ氏(@hi0113tz)からの許可を受けて掲載しております。)
予選でも披露した1曲目並びに2曲目はハロプロ曲の中でも高いダンススキルを要求するのだが、シンクロ度合いがいずれも秀逸で、観客を魅了していた。
1・2曲目で高いダンススキルを以って観客を魅了した後に、シークレット曲であった3曲目を披露したのだが、これは思い出深い第3回の決勝で披露した一曲であり、自分が初めてユニドルで見た演目であった。
チアのコスチュームで「さわやかでセクシー」という雰囲気で見せた第3回と打って変わって、黒を基調とした衣装にガーターを付けて、原曲さながら「本気を見せつける」雰囲気であり、曲中にはガーターを観客に向かって投げるパフォーマンスもあった。
「本気を見せつけた」3曲目とは打って変わって、4曲目では、明るくて、アップテンポの曲調を上手くこなして、観客を「ときめかせて」おり、バリエーションの豊富さを示した。
最後はメンバーの円陣を踏まえて、名曲「10年桜」を披露した。今までのサークル活動、ユニドルでお世話になった人々に対する感謝のメッセージを練り込んだ背景映像をバックにパフォーマンスをして、人々を感動の渦に巻き込んでいた。
就職活動もあり、前々回、前回と同じサークルの1・2年生が主体となったチームが出場していたためか、今回Ribbon∞として出場していた面々の形跡は急速に規模を拡大しつつあるユニドルにおいて、半ば"忘れ去られた"存在であった。
しかし、そのブランクに物怖じもせず、予選を通過し、決勝で「正真正銘最後のユニドル」として人々を感動の渦に巻き込んだ。
今回は明治大学の四女革命、そしてRibbon∞と「学生生活最後の思い出としてユニドルに懸けた」チームがいたのだが、その熱意が観客に伝わった一幕であった。
来年以降「学生生活最後の思い出としてユニドルに懸けよう」と考えているチームにとって良い参考になってほしいと考える。