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【準優勝】ユニドル2015-16winter決勝14.SPH mellmuse(上智大学)

 14チーム目は2部1位通過の上智大学SPH mellmuseであった。

 このチームは2010年に設立された「ユニドルの元祖」とも言うべきチームであり、第1回から連続で参加している数少ないチームである。

 そして、予選・決勝の二部構成となった第3回から連続で予選突破を果たしており、さしずめ「ユニドルのブラジル代表」といっても過言ではない。

 しかしながら、「ユニドルの元祖」とはいえど、数多くのダンスサークルがしのぎを削るユニドルは甘いものではなく、ようやく第4回において初めて優勝を果たし、「ユニドルの元祖」としての底力を見せつけた。(参考1,参考2)

 前回大会は第1回fresh並びに前々回で入賞を逃し、停滞ムードが漂っていた中で、予選(参考)で1曲目のアンジュルムの大器晩成で爆発的な勢いを付けて、圧巻の演技をこなし、見事2位(審査員票1位)で通過した。その後の決勝(参考)でも第4回大会優勝時のメンバーも加わっての総力戦体制で臨み、見事準優勝を獲得し、「SPHの健在ぶり」を魅せつけた。

 メンバーの都合で第2回freshには不参加であり、「ブランク」があったものの、文化祭での演技を見るに、今まで以上に様々な楽曲に挑戦し、パフォーマンスの洗練度合いが一段階上がっていただけでなく、今年から加入した11・12期生も存在感をつけており、期待値は高かった。

 第4回大会の優勝の主力であった7期生も協力した今回の予選ではユニドル史上初のメイドアイドル曲「永遠メイド主義」やSPHの十八番であるハロプロ曲での圧巻のダンスなどのバラエティに富んだセットリストで2部1位通過を果たした。

(セットリスト:事前非公開)

1.Oh my wish(モーニング娘。)

2.ちゅるりちゅるりら(でんぱ組.inc)

3.サラバ、愛しき悲しみたちよ(ももいろクローバーZ)

4.君のことが好きだから(AKB48アンダーガールズ)

(衣装)

1曲目:銀色のスパンコール製のジャンパー

2曲目:色別のハッピ

3曲目:黒色のワンピース+色別の三尺

4曲目:色別の襟とチェックのスカートのセーラー服

(映像:製作者であるやまも氏(@gegegeyamamo)からの許可を受けて掲載しております。)

 1曲目はSPH恒例であるメンバー全員でのハロプロ曲でのダンスであった。今までは第3回の気まぐれプリンセス、第4回のブレインストーミング、第5回のMidnight Temptation、第6回の恋愛ハンターと、切れ味のあるダンスで観客を圧巻していたのだが、今回はその圧巻のダンスがライトな感じとなっていた。

 その後始まった2曲目は「萌え」の一言に尽きるものであり、特段ねむきゅんポジであり、"釣り"の上手さが定評なみあみあさんと衣装担当で「ユニドルの篠田麻里子」とも称されるそるるさんがパフォーマンス、表情の作りといった点で際だっていたのが印象的であった。

 その後、3曲目の「サラバ、愛しき悲しみたちよ」では、ダンスの激しさも勿論のこと、ひまわりさんを筆頭にメンバーひとりひとりの存在感もはっきりとしていた。

 最後の曲は第3・4回はAKB48重力シンパシー、第5回はモーニング娘のみかん、前回ではポニーテールとシュシュ(AKB48)であったのだが、今回は松井玲奈の出世作であった「君のことが好きだから」であった。

 今までとは異なり、「萌え」の要素が増しているように思えたが、落ちサビの部分ではしっかりと観客を盛り上げさせていた。

 このチームはかつては「パフォーマンス面で他を寄せ付けない絶対的なエリート」という印象が強く、観客も神妙な面持ちで演技を見ていたものであった。

 しかし、新しい世代がアニメや地下アイドルの雰囲気を取り入れた結果、パフォーマンスの質を維持した上で、オーソドックスなアキバ系を彷彿させる「圧倒的な"萌え"」も時たま見せつけるようになった。

 ただ、この大会はアイドルセンスや"萌え"の度合いではなく、ダンスの出来具合で評価される大会である上に、観客サイドもCheeky Paradeの楽曲のような激しさが伴った"沸ける"曲を求める傾向がある。

 そんな中で、高度なダンススキルを要するハロプロ曲、あらゆる層に理解しやすいAKB48ももクロの有名曲、「圧倒的な"萌え"」を見せつけられる楽曲、いずれも立派にこなした上で、今回もトップ3に食い込んだSPHは流石だというべきであろう。

 9月入学が盛んな大学だけあって、新歓シーズンが年2回あるため、今度の4月入学生で13期となるのだが、13・14期が加入して、今後どのような姿を見せるのかが今から楽しみである。