28日-10.わこー!プロジェクト(@Wacopro_) #UNIDOL
続いては、10番目は早稲田大学のわこー!プロジェクト(通称:わこプロ)であった。
このチームは予選1位通過で優勝最有力候補であったSPH mellmuseを破っての第3回大会優勝チームであるのだが、ジャズダンスサークルの出身だけあって、キレのあるダンスが特色のように見える。
【UNIDOL予選】わこー!プロジェクト - YouTube
【SHIBUYA-AXで】わこー!プロジェクト【ハロプロ踊ってみた】 - YouTube
【講評】
1.「五月雨女がさ乱れる」(Juice=Juice)
まず一曲目から度肝を抜かれた。この大会で「踊りが上手い」というのは激しい曲に合わせられるほど身体能力が追いついているかという感じであったのだが、身体能力が追いついているだけでなく、「重低音の空気の流れ」レベルでの緻密な表現力が見えていたのが印象的でした。
2.「What is Love?」(モーニング娘。14)
こちらも拍の一つ一つを的確に掴んだダンスであった。
3.「Danceでバコーン」(℃-ute)
Danceでバコーンは本大会でも何組かやってはいるのだが、わこプロのそれは段違いであった。まず、ダンスからすさまじい唸りが生じていた。加えて、他団体が「手足を無駄なく動かすか」レベルでやっていたところを「腰回り」なども活かしてのダンスでもあった。
純粋な「ダンス」として見せるなら、これは良い手本となる一幕であった。
4.「みかん」(モーニング娘。)
「What is Love?」では拍を”果実をもぎ取るように掴んでいた”のが、ここでは「階段を登るように着実に踏みつける」感覚で拍を取っていたのが印象的であった。
(全体の構造)
実は、「わこプロ」はノーマークであったため、前回大会でSPHの優勝を確信していた自分としては「わこプロが評価されている理由が分からない」状態であり、ただ「1人2票制だったのでわせよばのファンも投票したからだ」「他のチームがやらなかった全盛期のモー娘の曲(ここにいるぜぇ!)をやったからだ」だと仮説立てていた。
しかし、今回のわこぷろの演技は”UNIDOLとはダンス大会である”というのを再認識させられた一幕であった。
決勝にも駒を進めたので、是非ステラボールの大舞台で見てみたい。