ユニドル2015-16winter決勝12.立命館ハロプロ研究会(立命館大学)
シークレットゲストを挟んで12チーム目として披露したのは、立命館大学の立命館ハロプロ研究会(通称:立ハロ)であった。
関西ユニドル第1回大会から出場しているこのチームは昨年2月の2014-15winterにおいて、敗者復活出場枠を獲得した上で、Web投票による特別枠で決勝の舞台に立った。
またスピンオフ大会であった2015スプリングカーニバルにおいても圧巻の演技で優勝を飾り、「関西の強豪の一角」を形成していた。
Pichicartの記事でも述べたとおり、今回の関西予選は「関西予選三連覇、前回大会3位の名門CottonCandy(通称:コッキャン)の不参加」という衝撃的なニュースが駆け巡った中で、「関西ユニドルの再発見」という存在意義もあったのだが、今回の関西予選において、ファンの中から真っ先に東京の決勝進出チームの候補として名前が挙がったのが「立ハロ」であった。
そんな期待を背負って臨んだ関西予選では圧巻の演技で念願の1位を獲得し、東京の決勝に駒を進めることとなった。
特別枠とはいえ、一回決勝進出を果たしており、前回のコッキャンに続き、入賞の可能性も少なからずあった。
(セットリスト:一部事前公開)
OP.臥薪嘗胆(アンジュルム)
3-1.Love take it all(℃-ute:※グループ名のみ公開)
3-2.リゾナントブルー(モーニング娘。:※グループ名のみ公開)
(衣装)
1・2曲目:色別の帯のついたメタリックジャンパー+革製の黒色のフリル
3・4曲目:赤を基調としたナポレオン風のスパンコール製のベスト
(映像:製作者であるはいつ氏(@hi0113tz)からの許可を受けて掲載しております。)
まず、関西予選でも披露した気まぐれプリンセスから始まった。1曲目の気まぐれプリンセスというと、第3回のSPHを思い出すのだが、この気まぐれプリンセスも第3回のSPHに負けないぐらい観客を魅了していた。
そして、2曲目では、第1回関西大会でもセットリストにあった都会っ子純情であった(参考)のだが、ステージがあっただけで仕切りのないアットホームなステージで行なっていた当時と比べて、「大舞台向けに迫力を増した」仕様であった。
3曲目は「マッシュアップ」という編集技術を用いて、℃-uteのlove take it allとモーニング娘のリゾナントブルーを交互に演じていくという技巧溢れる演目となっており、ダンスにおける腰回りの使い方が秀逸であったためか、とても見応えがあった。
最後はユニドルでも定番中の定番である「スキちゃん」で締めくくったのだが、メンバーの一人一人の個性を際立せながら、観客へのプレゼントの演出もあり、程よい締めくくりであった。
「関西ユニドルといえばコッキャン」という印象が強い中で、「第1回関西予選参加チームとしての矜持」を見せつけ、確固たる存在感を知らしめたのが今回の立ハロであった。
また、ハロプロ愛を前面に出した上で、ユニドルで根強い印象を残したチームというと、第3回優勝・第5回3位のわこープロジェクト、第4回敗者復活2位通過のユナイレージなどが存在するが、これらのチームと遜色ないレベルでの"ハロプロ愛"を観客に焼き付けたのも今回の立ハロであった。
主要メンバーが今回限りで引退ということもあって、今後どうなるかわからないのだが、是非とも再び東京の地を踏んで欲しい。