ユニドル2015-16winter決勝8.ひまわりタイム(早稲田大学)
8チーム目は関東予選2部を2位通過した早稲田大学のひまわりタイムであった。
このチームは早稲田大学のフラッシュモブサークル「早稲田大学フラッシュモ部」の有志により結成され、前回大会から参加した「早稲田の新機軸」とも言えるチームである。
前回大会(参考1,参考2)では、ひまわりのお面の印象が強すぎた上に、早稲田大学のチームが多かったためか、ダンスに目が行きにくかったのだが、今回大会ではフラッシュモブで培ったダンス力を活かし、2部を2位(審査員順位1位)で通過した。
あいにくこの日の演技を見ることが出来ず、伝聞でのみ伺っていたのだが、名門SPHを差し置いての審査員票1位、第2回fresh準優勝のhoney potや大会前の前評判が高かったチアドルを抑えての2位通過ということもあって、その理由が気になっていた。
(セットリスト:2曲目以外事前公開)
1.七転び八起き(アンジュルム)
2.What is Love?(モーニング娘。14:※シークレット曲)
3.マテリアルGIRL(PASSPO)
(衣装)
1曲目:白黒模様の上着+白色のワンピース
それ以外:山吹色のエプロン
(映像:製作者であるはいつ氏(@hi0113tz)からの許可を受けて掲載しております。)
まず、1曲目からダンスの拍の取り方が秀逸であり、前回大会の優勝チームであり、ひまわりタイムの大先輩であるわせ女なんて呼ばないで(通称:わせよば)を彷彿した。
そして、シークレットである2曲目は檀上での衣装の早変わりをこなしており、セットリストをスムーズにこなせることを証明していた。
最後の曲においては、ダンスの動作にムラが全く無かっただけでなく、蹴りあげる動作にも力強さがあった。また曲の箇所で「トレードマークのひまわりのお面を付けて外す」というシーンが有ったのも観客への印象付けに一役買っていた。
このチームがいた予選2部には思い入れのあるチームがいくつかいたためか、それらを差し置いてまで2位通過したという事実を受け入れられず、その理由がつくづく気になっていた。
しかし、今回見るに、ダンスのムラもなく、拍の取り方、セットリストの進め方も秀逸であり、「早稲田の新機軸」という称号に値するチームであった。
わせよばの無期限活動休止以降、「群雄割拠」の続く早稲田ユニドルにおいて、わこプロ、わせよばから続いた系譜を持つ「ダンスピカイチ!」のチームとして存在感を付けて欲しい。